節分も過ぎ、一歩ずつ春への足音を感じるような時期で
すね.
明日から3月、直ぐにひな祭り.
ずっと怠けて出さなかったお雛様を久々に出してみました..
久々に出すと、記憶のそれより小さかったり、きらびやかでなかったり.
幼い日の記憶に残ったお雛様はもっときらびやかで、大きく、立派に見えたのに(笑)
とても質素で可愛らしいお雛様、フルセットはガラスケースに5人ばやしと3体の女官がセットされていたのもですが、カウンターに出させていただいたのはお内裏様とお雛様のみ.
お客様のご自宅の庭に咲いたクリスマスローズをいただいたので、それとともに飾ってみました.
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出している時にふと思ったのですが、このお雛様、私の小さい頃によく似てるな.. ということ. とてもふくよかで子供らしいお顔だち. 自分に似た物を選んでくれたのだろうか、でも、選んだときはまだ猿のように赤い赤
ちゃんの顔の時だし.
そんな思いを馳せながら、飾るお雛様.
このお雛様は祖父母ではなく私の叔父(3代目竹中家当主)が私の生まれた1か月後に亡くなった祖母に代わっ
て選んで購入してくれたものです. (祖父は既に他界
していました)
幼き日の私と父の写真を母に見せ「私と人形、似てない!?」と申しますと、当たり前ですが母自身の小さい頃にも似てるね.. という事で、叔父と幼少の頃の母の写真を見ますと確かに似ています. 恐るべしDNA(笑)
お雛様の面影から、私どもの繋がり、想いでを語る時間となりました.
命のリレーって、ふとした時に感じることですが本当に有難いものです.
時忘舎の庭の柳も少し芽吹き初めています.
対岸の桜並木がさくらで白む頃、柳の木は萌黄色に芽吹きますが、既に着々とその準備をしているようです.
厳しい冬を通り過ぎ、また春が訪れる、それは人間の営みも同じ事.
大変な中にいても、いつか暖かい春が訪れそしてふと振り返り、懐かしむ時が必ず訪れる.
そう信じて、日々の営みを一歩一歩すすめましょう.
そして、時にお互いの笑顔を確認しながら!!
時に時忘舎でのんびり過ごしに是非お立ちよりくださいませ.